どうもパセリです。
今回は２０１９年１２月からスマホのながら運転の罰則が厳しくなるよ。というお話です
スマホのながら運転の厳罰化
スマホのながら運転での厳罰化。携帯電話の使用（保持）やスマホの注視により危険を生じた場合に適用される違反なのですが、２０１９年１２月までは
携帯電話の使用（保持）は違反点数1点。携帯電話の使用により危険が生じた場合は違反点数2点と軽いものでした。
だがしかし、２０１９年１２月からは
携帯電話の使用（保持）は違反点数３点。携帯電話の使用により危険が生じた場合は違反点数6点に。一発で免許停止（３０日）厳罰化されました。その差3倍です。
そして、酒気帯びの場合は１４点から１６点へ。即免許取り消し。携帯保持の場合も１４点から１５点へ。こちらも即免許取り消しになります。しかしまぁ、酒気帯び運転する時点でもはや・・・って感じはあるので（ ｉ _ ｉ ）
罰則も強化
罰則も強化されました。見ていきましょう。
携帯電話使用等により危険が生じた場合の罰則は改正前は３ヶ月以下の懲役または５万円以下の罰金から改正後は１年以下の懲役または３０万円以下の罰金へとメガ進化を遂げました。
携帯電話の使用（保持）は改正前５万円以下の罰金から改正後は６ヶ月以下の懲役または１０万以下の罰金になりました。
驚くほど厳しくなりましたねぇ。結構本気で携帯電話での事故を取り締まっていくと言う気合いの表れを感じます。
携帯電話の使用で免停？具体的に言うと？
しかし、このご時世、スマホはなくてはならない必需品になりました。運転していようがしてなかろうが常にスマホは携帯しておくのが世の常。
となるとこんな疑問が・・・
携帯電話の使用で罰則・・・どこまで使っていいの？車にしてもバイクにしても音楽を聴くこともカーナビゲーションで道案内してもらう事もダメなの？
この問題を解決していこうと思います。
まず一発で免停になってしまう「携帯電話使用により危険が生じた場合」は携帯電話の使用により事故を起こした場合となります。
事故の大小関係なく、スマホのながら運転で事故を起こした場合問答無用で免停。スマホでの事故で言うと、だいたいは脇見運転や何かを操作しながらのながら運転になりますよね。スマホを触る不注意で事故を起こすと免停です。気をつけましょう。
そして、携帯電話の保持は運転中に携帯を触っているところを見られたらアウト！運転中にちょっとLINEを返したり、電話に出たり、音楽を変えたり、目的地を調べ直したりする所を目撃されれば違反です。
運転が終わるまで（目的地に着くまで）は触らない事が一番ですが。スマホに反応する時は信号待ちなどで完全に止まっている時にしましょう
２０１８年９月にながら運転での事件が・・・
過去に痛ましい「ながら運転」での事件がありました。
その事件が起こったのは２０１８年の９月。ながら運転が原因でワゴン車がバイクに追突し、バイクを運転していた女性が亡くなると言う事件が起きました。その女性は夫婦でツーリングに出かけ、その帰り際の出来事だったといいます。
事故を起こした運送会社勤務のドライバーの男性は、高速道路を走行中にもかかわらず約１６秒間スマホで漫画を読み続けていたようです。
この16秒間、仮に８０〜１００キロで走行していたといても３５０〜５００メートルは前も見ずに車を走らせた事になります。高速走行中の１６秒のながら運転はテロ行為と同じです。
そして、事故を起こした男は事故直後は「単なるわき見だった」と供述し、事を大げさにしないように計りました。しかし、事件発生は夜に起きていて、ドライバーの男性のドライブレコーダーのフロントガラスにスマホのながら運転がバッチリ映し出されて記録されていました。
それが動かぬ証拠となり、ながら運転行為の立証と繋がったのです。実はこのながら運転の立証は裏付けが難しく単なる事故として処理されるケースが非常に多いと聞きます。そうした中でこうして立証できた事は不幸中の幸いとでもいうのでしょうか。
その後、刑事裁判の結果ドライバーの男に懲役３年の判決を言い渡しました。そして、14日間の控訴期限が過ぎたため、この判決は確定したのです。
ながら運転の判決では過去一番に重い懲役３年。改正前の法律では３ヶ月以下の懲役と比べればその差は歴然。しかし、被害者遺族は自動車運転死傷処罰法違反（過失運転致死）で立件したかったことでしょう。
参考記事「スマホ漫画」で追突死亡事故の男に懲役3年 遺族が法廷で訴えたこと(柳原三佳) – Y!ニュース
まとめ
極端すぎる例ではありますが、痛ましい事故の要因になるのであれば罪を重くするしか方法はないのかな？と思います。しかし、この事件はドライバーの男性が悪質すぎるのでながら運転というより人間性が問題なレベル。非常に残念な人間です。それがスマホを使って運転していたという話しですかね。
いずれにせよ、こういう殺人未遂人間は数え切れないほどいると思います。たまたま人を殺していないだけの小悪党が。そういう人たちへ向けて、厳罰化はとても良いと思います。
免取りでも良いレベルで僕は考えます。
少しでも人為的な事故がなくなる事を節に願います。
