どうもパセリです
今回はヴィンテージハーレーの大御所のナックルエンジン師匠を大解剖していこう思います
ナックルエンジンとは
1936~1947年までハーレーを支えていた歴史あるエンジン
今だとナックルエンジンを手に入れようとすると
800〜1000万はかかると言われています
純粋にやべぇwww
そんなプレミアがつくナックルエンジン
そんなナックルエンジン
怒涛の11年間の全てを見ていましょう
ナックルエンジンのすべてを集約しております
では、早速レッツゴー
1936年 KNUCLE HEAD
画像引用:https://goo.gl/images/5S5xo5
伝統のOHVの空冷Vエンジンは1000ccELから始まりました
フラッドヘッドよりも高出力なモデルを目指して31年から開発がスタートしたナックルヘッド
初めてのOHVを搭載しただけではなく、フレームやフォークタンクデザインも完全に新設計されました
36年式にだけガソリンをヘッドに送り込むスポイトを仕様しています
左タンクのキャップにある「プライマー」という装備は、始動時にシリンダーに直接ガソリンを注入するため物です
何十年もの前の代物です
ガソリンを送るのでさえかなりアナログなのですね
今だと考えられませんが
だが、それがいい
画像引用:https://goo.gl/images/6nReYs
このヴィンテージ感がたまらないのです
1937年 KNUCLE HEAD EL
画像引用:https://goo.gl/images/ZdEhBD
もう改良した37式ナックル
後に続くナックルのスタンダードな形になります
ってかもう改良されたのかよ笑
というもの36年式ナックルはベータ版で
こっちからが本番
メインフレームを一新して強化、リアブレーキも大経化し
スピードメータも100マイル表示からから120マイル表示になっています
ここからナックルの伝説が始まるといっても過言ではないと思います
1938年 KNUCLE HEAD EL
画像引用:https://goo.gl/images/uT2Gwz
初期ナックルのルックスはこの年式で最後となります
え?さっき37年式がこれからのナックルのスタンダードな形になる言うてたやん!
また形変えるのか笑
スカル型のタンクダッシュに警告灯を設置しました
画像引用:https://goo.gl/images/scGWrT
そして、この年で丸型テールランプは終了となります
可愛らしい形が個人的には良かったのですが
ナックルの無骨にイメージにはあまり合わなかったのか・・・・
そのほかはヘッドにオイル漏れの対策がされるなど
手探りではありますが
確実に進化して行っています
1939年 KNUCLE HEAD EL
画像引用:https://goo.gl/images/Uzm6Fo
ナックルが出て一年でフレームを改良して
その翌年でテールランプやらタンクダッシュも改良
どんどん初期と形も変わっていきました
ですが、それもさらなる高みへいくため
進化があってこそ
しかし、39年式ナックルは訳が分からない方向に進みます
ニュートラルの位置が2速と3速の間に設けられます
なぜだ!!!
使いづらいに決まってるだろw
ですが、それもやらないと分からないこと
実際にやったところ
ほんとに使いづらく不評も不評
そのよく年には、1速と2速の間に戻されましたw
この頃のハーレー社は失敗をいっぱいするほど
チャレンジしています
それで、成功を収めてるんだなと感じますね
チャレンジは大切ですね
実際にテールランプもカスタムの定番になっている
ビーハイブ(蜂の巣)と呼ばれるテールランプを使って人気を得てますし
画像引用:https://goo.gl/images/6VkSRo
タンクダッシュも猫の目のように見られる
「キャッツアイ」
と呼ばれるタンクダッシュも新しく採用されました
画像引用:https://goo.gl/images/yxTUpf
1940年 KNUCLE HEAD EL
画像引用:https://goo.gl/images/oKKhe6
40年代に入るとタンクに立法的なエンブレムが採用されることになります
この頃から全体的に統一感のあるデザインになって行きます
いろいろな試行錯誤をしながら着実にナックルヘッドエンジン、ハーレーを先導していってますね
装飾系のパーツも豪華になって行き
真鍮にクロムメッキを施した「ティアドロップ」と呼ばれるタンクエンブレムが採用さました
1941年 KNUCLE HEAD EL / FL
画像引用:https://goo.gl/images/qnKFVU
1200ccのFLモデルが登場しました
ホイールは16インチに変更(元々は18インチ)
ここからFLが16インチの定番になって行きます
これで、排気量が上がっても
走行安定性が大きく向上しました
そして、1941年
1340ccのフラッドヘッドが生産終了しました
画像引用:https://goo.gl/images/sYnYu1
これも、ナックルが主力に成長した証ですね
1942~45年 KNUCLE HEAD EL / FL
画像引用:https://goo.gl/images/HQcAVY
この年、第二次世界大戦真っ只中
戦争による物資の不足からブラックパーツが多様されました
いやー
考えものですね
戦争を超えて来てるのですね。
戦争が起きても製造されてたってのが驚きです
しかし、民間モデル、43年は0台で
作られることはありませんでした
44年は民間モデル288台
45年は民間モデル1017台
と戦争の影響が色濃く残る結果となりました
なので、43〜45年のナックルが現在発見されるとしたら
もう奇跡と同じ
値段もどうなるかわかりません
博物館に並ぶレベルの代物ですね
1946年 KNUCLE HEAD EL / FL
画像引用:https://goo.gl/images/akU8Sz
第二次世界大戦も終わり、物資不足も早々に解消され一気にナックルを製造します
ELが2098台、FLが3986台と大量出荷
カラーもグレーとレッドのみだったボディーカラー
46年後半には、ブルーとブラックが復活しています
そして、キャッツアイと呼ばれていたタンクダッシュも46年で終了しました
1947年 KNUCLE HEAD EL / FL
画像引用:https://goo.gl/images/8tLZm1
ついにナックル最終章
11年間のナックルの時代も終わりです
ここからパンヘッドエンジンに引き継いで行きます
ナックルも
これまでも開発されたエンジンの中でも最も優れた性能を持ち
セールス的にも大きな成功を収めました
たまに迷走していたナックルも
結果的には大成功を収めて、世にハーレーダビットソンという名前を
知らしめました
ナックル最終も
これまた凝っていまして
メーターもダッシュ直線的なデザイン
現代にも受け継がれるテールランプになりました
画像引用:https://goo.gl/images/2gjYCt
エンブレムの伝統になる
「スピードボール」
と呼ばれるデザイン
1950年まで仕様されることになります
最終モデルにもかかわらず
約1万2000台も生産され
最後の最後まで、非常に優秀な結果を残しました
ハーレー人気の火付け役となったナックルヘッドエンジン
今でも憧れするに値する
かっこいい尊敬できるハーレー
そのカッコよさがわかりました
パンヘッド編はこちらです