ハーレーダビットソン

【完全保存版】ヴィンテージハーレーの歴史【ナックル】

投稿日:2017年8月13日 更新日:

どうもパセリです

今回はヴィンテージハーレーの大御所のナックルエンジン師匠を大解剖していこう思います

ナックルエンジンとは
1936~1947年までハーレーを支えていた歴史あるエンジン

今だとナックルエンジンを手に入れようとすると
800〜1000万はかかると言われています

純粋にやべぇwww

そんなプレミアがつくナックルエンジン

そんなナックルエンジン
怒涛の11年間の全てを見ていましょう

ナックルエンジンのすべてを集約しております
では、早速レッツゴー

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1936年 KNUCLE HEAD


画像引用:https://goo.gl/images/5S5xo5

伝統のOHVの空冷Vエンジンは1000ccELから始まりました

フラッドヘッドよりも高出力なモデルを目指して31年から開発がスタートしたナックルヘッド
初めてのOHVを搭載しただけではなく、フレームやフォークタンクデザインも完全に新設計されました

36年式にだけガソリンをヘッドに送り込むスポイトを仕様しています
左タンクのキャップにある「プライマー」という装備は、始動時にシリンダーに直接ガソリンを注入するため物です

何十年もの前の代物です
ガソリンを送るのでさえかなりアナログなのですね
今だと考えられませんが

だが、それがいい

画像引用:https://goo.gl/images/6nReYs

このヴィンテージ感がたまらないのです

1937年 KNUCLE HEAD EL


画像引用:https://goo.gl/images/ZdEhBD

もう改良した37式ナックル
後に続くナックルのスタンダードな形になります

ってかもう改良されたのかよ笑

というもの36年式ナックルはベータ版で
こっちからが本番

メインフレームを一新して強化、リアブレーキも大経化し
スピードメータも100マイル表示からから120マイル表示になっています

ここからナックルの伝説が始まるといっても過言ではないと思います

1938年 KNUCLE HEAD EL


画像引用:https://goo.gl/images/uT2Gwz

初期ナックルのルックスはこの年式で最後となります

え?さっき37年式がこれからのナックルのスタンダードな形になる言うてたやん!
また形変えるのか笑

スカル型のタンクダッシュに警告灯を設置しました


画像引用:https://goo.gl/images/scGWrT

そして、この年で丸型テールランプは終了となります
可愛らしい形が個人的には良かったのですが
ナックルの無骨にイメージにはあまり合わなかったのか・・・・

そのほかはヘッドにオイル漏れの対策がされるなど
手探りではありますが
確実に進化して行っています

1939年 KNUCLE HEAD EL


画像引用:https://goo.gl/images/Uzm6Fo

ナックルが出て一年でフレームを改良して
その翌年でテールランプやらタンクダッシュも改良

どんどん初期と形も変わっていきました

ですが、それもさらなる高みへいくため
進化があってこそ

しかし、39年式ナックルは訳が分からない方向に進みます

ニュートラルの位置が2速と3速の間に設けられます
なぜだ!!!

使いづらいに決まってるだろw

ですが、それもやらないと分からないこと
実際にやったところ
ほんとに使いづらく不評も不評

そのよく年には、1速と2速の間に戻されましたw

この頃のハーレー社は失敗をいっぱいするほど
チャレンジしています

それで、成功を収めてるんだなと感じますね
チャレンジは大切ですね

実際にテールランプもカスタムの定番になっている
ビーハイブ(蜂の巣)と呼ばれるテールランプを使って人気を得てますし

画像引用:https://goo.gl/images/6VkSRo

タンクダッシュも猫の目のように見られる
「キャッツアイ」
と呼ばれるタンクダッシュも新しく採用されました


画像引用:https://goo.gl/images/yxTUpf

1940年 KNUCLE HEAD EL


画像引用:https://goo.gl/images/oKKhe6

40年代に入るとタンクに立法的なエンブレムが採用されることになります

この頃から全体的に統一感のあるデザインになって行きます
いろいろな試行錯誤をしながら着実にナックルヘッドエンジン、ハーレーを先導していってますね

装飾系のパーツも豪華になって行き
真鍮にクロムメッキを施した「ティアドロップ」と呼ばれるタンクエンブレムが採用さました

1941年 KNUCLE HEAD EL / FL


画像引用:https://goo.gl/images/qnKFVU

1200ccのFLモデルが登場しました
ホイールは16インチに変更(元々は18インチ)

ここからFLが16インチの定番になって行きます

これで、排気量が上がっても
走行安定性が大きく向上しました

そして、1941年
1340ccのフラッドヘッドが生産終了しました

画像引用:https://goo.gl/images/sYnYu1

これも、ナックルが主力に成長した証ですね

1942~45年 KNUCLE HEAD EL / FL


画像引用:https://goo.gl/images/HQcAVY

この年、第二次世界大戦真っ只中
戦争による物資の不足からブラックパーツが多様されました

いやー
考えものですね

戦争を超えて来てるのですね。
戦争が起きても製造されてたってのが驚きです

しかし、民間モデル、43年は0台で
作られることはありませんでした

44年は民間モデル288台
45年は民間モデル1017台

と戦争の影響が色濃く残る結果となりました

なので、43〜45年のナックルが現在発見されるとしたら
もう奇跡と同じ

値段もどうなるかわかりません

博物館に並ぶレベルの代物ですね

1946年 KNUCLE HEAD EL / FL


画像引用:https://goo.gl/images/akU8Sz

第二次世界大戦も終わり、物資不足も早々に解消され一気にナックルを製造します

ELが2098台、FLが3986台と大量出荷

カラーもグレーとレッドのみだったボディーカラー
46年後半には、ブルーとブラックが復活しています

そして、キャッツアイと呼ばれていたタンクダッシュも46年で終了しました

1947年 KNUCLE HEAD EL / FL


画像引用:https://goo.gl/images/8tLZm1

ついにナックル最終章

11年間のナックルの時代も終わりです
ここからパンヘッドエンジンに引き継いで行きます

ナックルも
これまでも開発されたエンジンの中でも最も優れた性能を持ち
セールス的にも大きな成功を収めました

たまに迷走していたナックルも
結果的には大成功を収めて、世にハーレーダビットソンという名前を
知らしめました

ナックル最終も
これまた凝っていまして

メーターもダッシュ直線的なデザイン
現代にも受け継がれるテールランプになりました


画像引用:https://goo.gl/images/2gjYCt

エンブレムの伝統になる
「スピードボール」
と呼ばれるデザイン

1950年まで仕様されることになります

最終モデルにもかかわらず
約1万2000台も生産され

最後の最後まで、非常に優秀な結果を残しました

ハーレー人気の火付け役となったナックルヘッドエンジン

今でも憧れするに値する
かっこいい尊敬できるハーレー

そのカッコよさがわかりました

パンヘッド編はこちらです

【パンヘッド】ハーレーの黄金時代となったエンジン大辞典

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パセリのような食べてもらえなくてもお皿にないといけないような
円熟の鑑となる存在になるために日々精進しております
そしてこのブログではバイクのことやバイクの中でも特別なハーレーダビットソンについて
勉強していこうと思っております
まだまだバイクについては初心者なのですがこのブログが進むにつれて
玄人になっているように頑張ります
そしてみなさんも一緒に勉強していけるとうれしいです