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【パンヘッド】ハーレーの黄金時代となったエンジン大辞典

投稿日:2017年8月14日 更新日:

どうもパセリです

前回、ナックルヘッドの歴史をすべて紹介しました

【完全保存版】ヴィンテージハーレーの歴史【ナックル】

今回はパンヘッド編です

ハーレーの確実な黄金時代を作ったエンジン

今でも人気があり
妙な色気があるパンヘッドエンジン

そんなオシャレすぎるエンジン
「パンヘッド」


画像引用:https://goo.gl/images/pPMDFU

パンヘッドは1948~1965年までの歴史です
17年間もハーレーの歴史に名を刻んだゴールデンエイジ
を代表するパンヘッドエンジン

名車が多いパンヘッド

その歴史全てをまとめました
では。早速行きましょう

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1948年 PAN HEAD EL/FL


画像引用:https://goo.gl/images/1QUkjn

ヨンパチの愛称で知られる初期型はパンヘッドの中で唯一スプリンガー
エンジン構造というと、パーツはナックルヘッドを受け継いでいますが
ヘッドカバーの形状が全然違いますよね

ナックルはヘッドカバーからオイルが漏れ出して
バルブ周りの潤滑が悪くなることがあったんですが

パンヘッドは密閉されるため
潤滑、消音、冷却性能すべてが向上しています

ナックルより性能も進化しているんです
ナックルの弱点を克服して扱いやすくなっています

エンジン以外には
メーターが灯光式になり夜間の視認性がよくなりました

ハンドルロックを採用し始めたのもこの年です

パン唯一のスプリンガーです
そりゃもう今ではとんでもない人気です

1949~51年 PAN HEAD EL/FL HYDRA GLIDE


画像引用:https://goo.gl/images/NknTtc

フロントのフォークがテレスコピックフォーク採用で
現代的な走りができるようになりました

油圧式のテレスコピックフォークを初採用
ヨーロッパ、ドイツが発明したテレスコピックフォークが
ハーレーでも採用されるんですね

そのほかにも
カバー付きのフォークやタイヤを隠す深いフェンダーなどが
ルックス的にも人気になりました

画像引用:https://goo.gl/images/D2WfmY

スプリンガーも性能は悪くはないのですが
安定そして快適なロングライドをするのであれば
テレスコピックに決まりですね

1952~54年 PAN HEAD EL/FL HYDRA GLIDE


画像引用:https://goo.gl/images/Mz97RQ

ハンドルにクラッチレバーが付きました

いままではハンドシフト

画像引用:https://goo.gl/images/tXaDem

いまのシフトチェンジを左足で行うようになる前は
手で変えていました

今では当たり前なバイクの操作方法も
昔は違かったんですね

これも歴史を知らないと分からないこと

僕の友達がハンドシフトのハーレーを見て
わざとやっていると思って意味わからん

と言っていましたが

シフトチェンジの操作方法は
ハンドシフトが元祖です

バカにしないようにしてくださいね笑

1955~57年 PAN HEAD EL/FL HYDRA GLIDE


画像引用:https://goo.gl/images/JrHhCQ

高性能な英国車に対抗してハイパワーなFLHが登場しました

新しいアルミのロッカーカバーは分厚いDリングの補強を増設して密閉性を向上しております
これで、オイル漏れを万全に対策しております

57年だけに付けられたエンブレムもあります

55年半ばに登場したFLHはさらに高性能なエンジン
10馬力も馬力をアップさせた60馬力に成功しました

そして、57年にはショベルヘッドのスポーツスターも登場しています


画像引用:https://goo.gl/images/zQrSJL

ビッグツインはパンヘッド全盛期ですが

スポーツスターつまり「ベビーツイン」のエンジンは鉄シリンダーを仕様した
ショベルヘッド
通称「アイアンショベル」

と呼ばれるスポーツスターも登場しました

1958~59年 PAN HEAD EL/FL DUO GLIDE


画像引用:https://goo.gl/images/p3hjbe

リアサスペンションとスイングアーム搭載したFLHデュオグライド

リジットフレームから脱却しまいした
リジットというのはサスペンジョンがないという意味でして

衝撃も和らげる物が何もないので
自分の体で抵抗しなければなりませんでした

しかし、リアサスペンションが搭載
より、ロングライドを可能

いつまでも快適に旅ができるように設計されています

1959〜60年代はエンブレムは矢をモチーフにした「アローフリット」を仕様しています


画像引用:https://goo.gl/images/U6mYoC

かっこくいぃ〜

1960~64年 PAN HEAD EL/FL DUO GLIDE


画像引用:https://goo.gl/images/pgHtU8

ヘッドライトにアルミ製のナセルを初めてしようしています
このトリプルツリーを丸ごと覆い隠すアルミ製のヘッドライトナセルを標準で採用しています

これはツアラー「ロードキング」の元祖ですね

ロードキング

画像引用:https://goo.gl/images/6yw9T3

かなりマッチョな雰囲気になっています

乗りさすさもさることながら
各種の装備もだんだん豪華になって行きます

クロムメッキで各部分のラグジュアリーさを強調できています

エンブレムもこの頃も頻繁に変わり
62年のエンブレムは「レーシングテーパーストライプ」

画像引用:https://goo.gl/images/mUscxm

63年から矢印が上下に向いたデザインとなりました


画像引用:https://goo.gl/images/AXRBr8

1965年 PAN HEAD EL/FL ELECTRA GLIDE


画像引用:https://goo.gl/images/KTrRPS

現代版に進化したパンヘッド最後の年

ハーレー初の電装系を12Vにパワーアップしてセルフスターター採用しています

現行車も仕様している12Vバッテリー
パンヘッドの最後の時代に登場したんですね

実は、これの原因は日本のHONDAが原因なのです

HONDAの扱いやすいバイクが徐々に勢力を拡大しており
実際に売り上げも落ち込んできました

もっと扱いやすいバイクのHONDAを見習い
簡単に指導できるセルフスターターを取り入れたのです

今でこそキック式など憧れで人気ですが
キックしかない時代だとやはりダルくてめんどくさい

選べるって大切なのですね

外装も変わり
メーターも文字が大きく見やすくなりました

画像引用:https://goo.gl/images/LXXBu8

タンクも5リットルも大きくなり(3.5ガロンから5ガロンに)

画像引用:https://goo.gl/images/jWN1rT

飛躍的に走りやすくなりましたね

より扱いやすくなってパンヘッドエンジンは18年の歴史に幕を下ろしました

ここまでパンヘッドの歴史でしたが
ハーレーの黄金期と言われるパンヘッド

そして、今の日本の各メーカー現行車やハーレーの現行車と比べると
全く今と仕様が違くてビックりしますね

ハンドシフトはクラッチレバーに進化
エンジン始動方法はキック式からセルフスターターに進化

ハンドシフト、キック式どれも憧れの旧車のやり方ですが
それしかない頃だと不便は不便

最新技術があるからこそ
昔の技術に触れてみたいもの

選択肢があるから選びたくなりますね

古き良き時代のハーレーを知ってるからこそ
今のハーレーもよりよく見えてきますね

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パセリです。

パセリのような食べてもらえなくてもお皿にないといけないような
円熟の鑑となる存在になるために日々精進しております
そしてこのブログではバイクのことやバイクの中でも特別なハーレーダビットソンについて
勉強していこうと思っております
まだまだバイクについては初心者なのですがこのブログが進むにつれて
玄人になっているように頑張ります
そしてみなさんも一緒に勉強していけるとうれしいです