どうもパセリです
今回は突然バイクのエンジンがかからなくなってしまった時
どうしますか???
仕事に行く途中のことだったり
ツーリング中の出来事だったり
急にエンジンがかからなくなってしまった時は
楽しい瞬間から一気に不安な気持ちになり
どうしていいかもわからなくなって
最悪な思いをする事でしょう
エンジントラブルは突然起こり得るものから
自分の誤りで起こるものまで様々です
つまり!!!
日常的にメンテナンスをして防げるものから
それは仕方ないよねってものまでたくさんあるという事なのです
今回は自分で未然に防げる初歩中のメンテナンスを紹介します
逆に言えばこれを知らないのは
バイク乗りとしてはどうなんだ??
というような事ばかりなのですが
正常性バイアス
どんなことも正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」など非日常の事にも鈍感になってしまう事を言います
災害や事故など、自分は起こさないし、そんな最悪の出来事なんて巻き込まれないとタカをくくって甘くみて取り返しのつかない事になってしまう
今回はそんな大げさなことではありませんが
自分は大丈夫と思っていること事態が危険
そのマインドをぶっ壊しましょう
画像引用:https://goo.gl/images/1ith8R
それは、事故や災害という大きな出来事でなくても
日常生活に置いても冷静な判断を心がけて
意識して生きて行きましょう
そして、予備知識を持っていればさらに盤石
バイクを乗る者として
当たり前の知識だからこそパニックにならず対処して行きましょう。
そして、この知識は主にキャブレーターを使用している車種のために書いています。悪しからず
バッテリーの確認
久々にバイクに乗ろうとしたらバイクが動かない
というかエンジンがかからない
まずはバッテリーを疑ってみましょう
カッカッカッとか
ガガガッとか
ウンともスンとも言わなくなったらバッテリー
こんな症状が出たらバッテリー上がりになっている可能性が高いです
バッテリー上がりの原因はここで述べております
バッテリーが上がってしまったらそもそもどうしようもないですので
バッテリーの充電または交換をしましょう
ガソリンの確認
画像引用:https://goo.gl/images/MaZNRX
バッテリーが元気でエンジンがかからない場合
その次はガソリンを疑って見ましょう
ガス欠の場合は当たり前のようにエンジンなんてかかるわけないですが
コックをOFFにしてたり、コックのフィーエルラインが詰まっていたり
画像引用:https://goo.gl/images/XC6GSG
なんらかの要因でガソリンの配分ができていない
という事は存分に考えられますので注意しましょう
そして、ガソリンはまだタンクの中に入っているのに
エンジンがかからない
少量のガソリンではタンクのコックの位置により
フィーエルラインにガソリンがちゃんと通って行かない
なんて事もあるので、自分のタンクの容量と燃費を気にしましょう
プラグの確認
画像引用:https://goo.gl/images/WcNzpV
さぁここから
バッテリーは元気
そして、ガソリンは十分にあるのにエンジンはかからない
ギュルルルルッ
って頑張っている音はするのに一向にエンジンはかからない
そんな時はプラグを確認しましょう
エンジンのヘッドの一部に成形されているプラグ
このプラグはエンジンの始動に大切な『燃焼』という過程をしてくれます
つまり、プラグはエンジンに火をつけてくれます
画像引用:https://goo.gl/images/WLEq7j
いいエンジンの始動には
いい火。いい圧縮。いい混合気
いい圧縮はエンジン
いい混合気は後述に書くキャブレーター(燃料装置)
このプラグはいい火を提供してくれる大事な部品
そんなプラグですが
プラグの先から電気を通して約500℃〜800℃の熱を放ちます
しかし、プラグの先端がこんな風にくすぶったり
かぶり(水をかぶったような現象)
画像引用:https://goo.gl/images/m2j6ik
画像引用:https://goo.gl/images/m2j6ik
になった場合
せっかくのプラグに火が飛びません
くすぶりの原因は
綺麗に燃焼していないのが原因
混合気の適切な割合は理論空燃費という物があり、ガソリン1kgに対して空気15kg
その割合が違うと
綺麗に燃焼されずにカーボンが出てしまい(燃焼のカス)
それがプラグの先端に付着
または、気化していないガソリンがそのままプラグに付着して
プラグの先がガソリンに被ったような現象になります
そうなっては火を飛びません
その時はプラグの先端を真鍮ブラシでこすってあげましょう
そして、ウエスなどで綺麗にしてあげます
かぶりの場合は
プラグの先端をライターで炙る
プラグはサッと炎で炙ってあげましょう
画像引用:https://goo.gl/images/RVbvSU
しかし、ガソリンに火はNG
苦肉の策として使用しましょう
そして、周りには十分に気をつけてください
自分のバイクのガソリンに引火してしまったら
それこそ大惨事
というかテロです
画像引用:https://goo.gl/images/pqXqoT
気をつけましょう
キャブレーターの確認
画像引用:https://goo.gl/images/eojjRD
ここまで確認してエンジンが始動しない場合は
最後、キャブレーターを確認しましょう
特に長い間乗らなかったバイクは、キャブレーター内のガソリンが蒸発してしまい
スラッジという物ができます
画像引用:https://goo.gl/images/UTNKN2
これはただのカスにもゴミにもなりきれなかった
ただただ究極に害なゴミですw
なんじゃそりゃw
それがキャブレーター内の重要な機能を低下させてしまい
いい火、いい圧縮、いい混合気
の混合気を作れなくなります
こうなるといくら火は飛んでいようとエンジンが元気だろうと
原動となる源がないためどうしようもありません
キャブレーターのO/Hはそう難しい物ではありませんが
1つ1つが繊細な部品
少しでも組み方を間違えたり、セッティングを間違えたり
傷つけてしまうと十分な機能を発揮できずにエンジンの中を損傷させてしまう原因にもなってしまうので
扱いには気をつけましょう
キャブが原因の場合は
黙ってプロに任せましょう
それが嫌なら自己責任で自分で学んでやりましょ
番外編
エンジン始動で
バッテリーを生きていて、ガソリンが来ていて、プラグも被ってなくて、キャブレーターから
ガソリンが供給されているのでしたら
エンジンが壊れていない限り、エンジンはかかります
その後に問題があるとしても、理屈上エンジンはかかるのでご安心ください
エンジンがかかった後の話しで1つ
タイヤの空気圧の確認
画像引用:https://goo.gl/images/EQYzQM
タイヤの空気圧はおろそかにしてしまう事の1つ
タイヤの空気圧が低下すると
明らかに、ハンドリングが重くなります
それはタイヤの走行抵抗が大きくなり、前に進む力がより必要になるのです
こうなると完全にパワーロス
本来必要ではないパワーがいる事になるのでかなり勿体無いですよね
タイヤの空気が低下している状態で走行していると
スタンディングウェーブ現象
画像引用:https://goo.gl/images/yKYsqB
の可能性もあります
これは空気圧が低いタイヤを使用して高速走行を行った場合、タイヤの接地面より後方が波状に変形する事を言います。タイヤの接地部分の歪みは波となって前後に伝わるが、波の伝わる速度よりタイヤの回転が速いと、伝播した波が重なり合って大きな波となりタイヤを変形させてそもままバーストしてしまいます
以外に軽視しやすい
このタイヤの空気圧の確認
ガソリンスタンドに行った際は是非確認してください
かなり初歩的な事だったとは思いますが
初歩的な事だから改めて確認して行きたいと思います