どうもパセリです
なが〜い歴史のあるハーレー
その中で少し変わった立ち位置のモデルがいます
それはスポーツスター
Vツインの魅力そのままに。よりスポーティーな走りを求めたモデルが
スポーツスターです
人によってはスポーツスターはハーレーなんかじゃない!!!
と頑なに拒む人もいますが
ビックツインだけがハーレーじゃありません!
スポーツスターも歴史が長いのです
今の現行モデルもスポーツスターがぶっちぎりのセールスを決めています(フォーティーエイト等)
つまり、しっかりと現代の人の心を掴んでいる証拠
街乗り感のテイストも強く
ロングなツーリングにも強い
その分、ハーレーの迫力が落ちるかもしれませんが
カスタムパーツも今尚多いモデル
カスタムの遊び方の選択肢も十分にある
そんな遊ぶハーレーの完成形がスポーツスターだと思うのです
そんな、スポーツスターの魅力と共に
どんな歴史があったのかも見てきましょう
スポーツスターの起源 Kモデル
1952 K
画像引用:https://goo.gl/images/pjKbcW
歴史の長いスポーツスターです
そのルーツは諸説いろいろあるのですが
有力な説として有名なのが1952年に登場したモデルKではないでしょうか
その当時、人気だった英国車のバーチカルツインモデルに対抗すべく
AMA(アメリカ・モーターサイクル)の規制に合わせたスポーツモデルKが作られました
エンジンの構造はサイドバルブで、バルブ駆動には4カムを採用し
始めて、ミッションとエンジンを一体化しております
これが、スポーツライドが楽しめるハーレーとして若者を中心に人気を集め
後のスポーツスターモデルへ発展して行くのです
スポーツスターといえばコンパクトにしっかりとまとめられた美しい造形美が特徴です
エンジンとミッションが一体化している無駄の無いまとめ上げられたモデルなのですが
初めての一体化の走りがこのモデルKというわけですね
そしてこの時に使用していたエンジンが
750 SIDE VALVE 750ccサイドバルブ
画像引用:https://goo.gl/images/L2j82Z
1952年〜1956年まで使用されていました
スポーツスターの本命 鉄のスポーツスター
1957 XL SPORTSTER
画像引用:https://goo.gl/images/x5MmEF
1957年、スポーツスターという名前をうたうXLが登場しました
スポーツスターという名前はここで名付けられたのですね。
この9年後に登場するビッグツインエンジン・ショベルヘッドの原形が搭載されています
今尚、大人気のショベルヘッドはもともとはスポーツスターモデルに使われていたのですね〜
通称、アイアンショベルと呼ばれているエンジン
ビッグツインのショベルヘッドはアルミ製に対して、スポーツスターでは鋳鉄ヘッドを使用しています
そこからアイアンという呼び名がついたのですね
当時の排気量は883cc
72年からのモデルは並み居るハイパワーな日本製モデルに対抗するため1000ccへとアップ
モデルKのテクノロジーを引き継いで、ミッションとエンジンが一体化の4カム式
スポーツライドが楽しめるエンジンとして、幅広いユーザーからの支持を集めました
この時のエンジンは
SHOVEL HEAD ショベルヘッド
画像引用:https://goo.gl/images/FxxU1t
1957年〜1986年まで使用していました
スポーツスターの完成形?進化のエボリューション
1986 XLH883 SPORT STER
画像引用:https://goo.gl/images/YiaysB
1986年、スポーツスターエンジンはフルモデルチェンジをし、新型エンジン
エボリューションとして登場します
この2年前に登場したビックツインのエボリューションの技術を用いて
ショベルヘッド時代の問題点であった放熱を考えてオールアルミ製造られました
従来のミッション、エンジン一体化そして4カムというレイアウトそのままに造られた
スポーツスター エボリューション
排気量は883ccと1100ccの2タイプという設定でしたが
1988年には1100cc→1200ccとなり
このラインナップは現行モデルまで変わりありません
スポーツスターはこの年代に完成されたといっても過言ではないでしょう
ドコドコとしたフィーリングを手に入れたいのなら883を
より走りのパフォーマンスを追求したいなら1200を
とった具合に選択肢を設ける事により
これまた幅広いユーザー層を獲得しました
使われているエンジンはスポーツスターEVOLUTIONエボリューション
画像引用:https://goo.gl/images/NnyiRc
1986〜2003年です
個人的にはスポーツスターの完成形だとおもっております
後に続くスポーツスターも
規制やらのしがらみをクリアするためや
ライダーをより満足させてべく進化していくスポーツスター
と言ったようにクオリティーはどんどん上がっていきますが・・・
スポーツスターという本来の乗り物としてのクオリティーは完成しているのかなと・・笑
そのくらい出来上がっている年代の代物だと思います
第二世代のエボリューションエンジン
2004 XL 1200R SPORT STER
画像引用:https://goo.gl/images/jFZmHt
1991年に4速だったトランスミッションが5速となり
エボになり進化して行きました
2004年からはのモデルは
フレームに直接エンジンがマウントされていたのに対して
新型はラバーマウントになっています
ビックツインでいうところのダイナシリーズに代表されるマウントの仕方です
ラバー介してエンジンを乗せることにより
低回転での振動は心地のいい鼓動になり
高速回転、高速巡航などではその振動をなくしてくれる
とっても賢しこなラバーマウント
2003年〜 EVOLUTION エボリューションエンジン
画像引用:https://goo.gl/images/1Wpxgm
より高いパフォーマンスを発揮できるようにできました
そして、2007年からすべてのモデルがインジェクションモデルになるなど
オートバイ業界の革新的年代だと思います
パフォーマンス進化が止まらないXR1200エボリューション
2009 XR1200
画像引用:https://goo.gl/images/qJfUmR
進化を続けてきたエボリューションスポーツスターエンジン
2009年に発売されたXR1200に採用された新型エンジンにはかつてないくらいの進化が詰め込まれていました
XRモデル専用設計のエンジンは
フライホイールやシリンダー、ピストンにビューエルと同じハイパフォーマンスパーツが採用され
同時に燃焼室もビューエルと同じ高効率のバスタブ式になりました
新型のカムギア駆動による2つのオイルポンプはヘッド部の冷却効果を強烈に高めると同時に
オイルクーラーはサイドマウントの多段式新型になりました
総排気量は1202ccで3500回転で最大トルク91Nmを発揮します
ハーレーと言えば「ドコドコ、トコトコ」走る
という常識をぶっ壊してくれたスポーツスターです
2009 XR1200 EVOLUTION
画像引用:https://goo.gl/images/bkpGDe
今もなおトップセールスを記録し続けているのは
スポーツスターです
進化が止まらないスポーツスター
やはり個人的にはビッグツインでも活躍していたエボリューション時代の年代が好きですね
スポーツスターはエボリューションでさらなる幅を広げました
みんな大好き
XL1200X フォーティーエイト
でもパワフルな1,201 cc Evolutionエンジンが搭載されています
進化が止まらないスポーツスターエボリューション
スポーツスターでハーレーの新たなる可能性を十分に引き出したエボリューション
スポーツスターにも壮大な歴史があったんですね